ヤマナアカデミー「シェア里山まるごと体験コース」 - 一般社団法人 南房総市観光協会

衣食住とモノづくり、そして里山と人の新しい関係性を学ぶ

「シェア里山」というコミュニティを通して、南房総をより身近に感じたい

「シェア里山」というコミュニティのなかで、モノづくりとコトづくり、そして里山と人の新しい関係性を学んでいきます。「建築・インフラDIY」「里山の食」「里山と生き物」「里山素材で手仕事」といった里山ならではの体験をしながら、人々との交流や様々な体験を通して、南房総をより身近に感じていただけるプログラムです。

プログラム

シェア里山「ヤマナハウス」による月例アクティビティのなかで、コミュニティメンバーにより諸々の里山活動が繰り広げられるなか、並行して本講座プログラムが進行します。毎回、下記4つの体験のいずれかが実施され、チケット制で希望回に選んで参加いただきます。

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    「建築・インフラDIY」体験

    道具の使い方からDIYのテクニックまで。里山という自然豊かなフィールドならではの、建築やインフラ作業を体験します。

    講師:高橋新志(房総DIYer)、横山知由(空き家DIYアドバイザー)

    【“はじめてのウッドデッキづくり” 編】
    ・基礎工事
    ・基礎石施工
    ・土台づくりと床張り
    ・階段づくり

    【“竹を活用したガーデニング” 編】
    環境にやさしい持続可能な素材である「竹」を使って、菜園のデザインしていきます。竹の魅力を存分に活かしたガーデン設計を学びます。
    ・竹を活用したレイズドベッドづくり
    ・竹で編むガーデンフェンスづくり

    【“屋外キッチン” 編】
    新鮮な食材を自分の手で育て収穫し、その場で調理して味わう体験ができる「ガーデンキッチン」をつくります。自宅のお庭やテラスを、みんなで楽しむアウトドア料理スペースに変える方法を実践的に学びます。
    ▼「ガーデンキッチン」の小屋づくり
    ・基礎づくり
    ・棟上げ
    ・屋根、床加工
    ▼「ガーデンキッチン」の建具・設備
    ・壁、建具づくり
    ・設備施工(水道屋内、換気扇、室内照明)
    ・仕上げ(棚づくり、キッチン台、塗装他)

    【“古民家リノベ” 編】
    築300年の古民家を題材に、伝統的な内壁工法である「漆喰」を使って修復する技術を学びます。外壁作業では、断熱加工や壁補修など、家庭でもすぐに活かせるDIYスキルを身につけます。
    ▼内壁の「漆喰塗り」
    ・「養生」マスカーの使い方
    ・「下地塗装」シーラーの塗装
    ・合成漆喰と本漆喰の違い
    ・顔料を使って色調整する漆喰
    ▼外壁の「鎧張り」
    ・解体、断熱加工
    ・杉板塗装
    ・鎧張り仕上げ

    ※DIY初心者の方には「道具の使い方」メニューをご用意します(丸鋸やインパクト等)
    ※荒天時は、屋内で「建具づくり」を予定("屋外キッチン"編のシンク台や加工用テーブル等)

    「建築・インフラDIY」体験
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    「里山の食」体験

    見落とされている素材にひと手間を加え、里山の食材を日々の暮らしに。

    講師:木村優美子(里山料理家)

    【“発酵食づくり” 編】
    ・麹の種類や発酵の歴史について
    ・発酵具合による味の違い
    ・米麹をつかった保存調味料つくり
    ・発酵食料理の紹介

    【“果樹収穫と加工” 編】
    収穫した果物や地元の素材を活かした調味料づくり。果物や皮、種なども副産物として活用して新たな調味料に変えていきます。旬の時期に食べるだけでなく、自然の恵みを活かした加工を学びます。
    ・果樹の種類や用途に適した収穫時期講座
    ・果実を使ったジャムや調味料つくり
    ・皮や種の活用方法

    【“野草採集” 編】
    春のヨモギやフキノトウなど、旬の野草を採集して料理に使うことで、四季の変化を味わえます。特有の香りや苦みを活かした様々な料理や活用方法を学びます。
    ・季節ごとの野草の種類や効能について
    ・毒草の見分け方
    ・野草料理や保存調味料つくり
    ・料理以外のつかいかた

    【“孟宗竹のメンマづくり” 編】
    竹は成長が早く、有用な資源として知られています。竹を無駄なく活用して食材に変え、旬の時期に作り置きしておくことで、季節を越えてその味を楽しむことができます。自分好みの味付けや素材の風味や食感などを実習します。
    ・メンマと発酵について
    ・竹の種類の生える時期の違い
    ・調理方法
    ・竹のメンマ以外の料理

    【“ジビエ料理” 編】
    ジビエは野生の環境で育つため、食べるものや生活環境によって肉の味わいが異なります。肉質を活かした部位ごとの日常でも調理できる様々な料理を学びます。
    ・家畜とジビエの違い
    ・部位ごとの見分け方
    ・肉質を活かした調理方法の紹介

    【“梅干しづくり” 編】
    梅は、厄除けや健康を願う縁起物としても用いられる日本の伝統的な食品であり、その栄養価、用途の広さ、文化的な意味から梅雨時期に作られる「梅仕事」を学びます。
    ・梅の歴史と種類について
    ・梅干しの効能
    ・カビない梅干しの作り方のポイント
    ・梅干しを使った料理

    【“ハーブ調味料づくりと蕎麦の播種” 編】
    古くから薬草として利用されているハーブは特有の香りと味を持ち、料理に個性を与えます。保存調味料として一年中使える活用方法を学びます。また、8月がシーズンの蕎麦の種まきも体験します。
    ・季節ごとのハーブの種類や効能について
    ・ハーブ料理や保存調味料つくり
    ・蕎麦の撒き方や育て方のポイント
    ・蕎麦粉を使った料理

    「里山の食」体験
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    「里山と生き物」体験

    里山に棲む生き物に触れながら、実際に山林や小川の中に入り、里山の生態系を学んでいきます。

    講師:沖浩志(猟師/ジビエ解体士/里山生態師)、BLANCO(アーティストユニット)

    【“狩猟・ジビエ” 編】
    狩猟の基本的な技術や有害鳥獣による地域課題を知ることで、ジビエ活用の意義を深く理解します。罠の設置実演やイノシシの解体体験を通して、食べることに向き合います。
    ・狩猟基礎
    ・「有害鳥獣被害」(獣害)という地域課題
    ・獣道の見切りとくくり罠の実演
    ・有害鳥獣(ジビエ)の解体体験

    【“生き物観察” 編】
    ヤマナハウス周辺の山林や小川で昆虫や水生生物を実際に捕獲・観察します。捕まえた生物の生態や特徴を学びながら、里山の生物多様性について理解を深めます。
    ・調査:ヤマナハウス近辺で昆虫を調査する/里山の小川で水生生物を調査する
    ・捕獲:網やトレイを使って、生き物を捕まえる
    ・観察:捕まえた生物を観察し、特徴や生態を知る
    ・生態系:里山の生態系を座学で学びつつ、生物多様性やその保全方法について理解を深める
    ※調査は、山林または小川のどちらかになります

    【“山林整備と生き物” 編】
    里山の山林を整備しながら、生態系がどのような影響を受けるかを学びます。木の伐採や草刈りを通じて、多様な生き物の生息地を作り出す技術を学びます。
    ・道具の使い方を学ぶ
    ・山林整備(生き物の生息地を理解しながら)
    ・整備した環境に生息する生き物を観察する
    ・それぞれの生き物の関係を知る

    【“裏山アートプロジェクト” 編】
    「更新し続ける記憶」の装置として、ヤマナハウスの裏山にアート作品を制作。台風被害の痕跡である倒木を、”傾注”の場として作品化。アートを通して、里山の生態系を多様な方向から観続ける試みです。
    ・現場観察
    ・山林整備(下草刈り、間伐)
    ・里山素材収集(朽木、石、生き物の痕跡)
    ・支柱を建てる、支柱の塗装
    ・里山素材の準備、素材を作品として設える
    ・作品鑑賞
    ※年間プロジェクトの一部に参加いただきます

    「里山と生き物」体験
  • 体験-4Category 4

    「里山素材で手仕事」体験

    里山は自然素材の宝庫。アイデア次第で無限に広がる素材の扱い方を学ぶことができます。

    講師:大阪谷未久(里山素材研究家/革職人)

    【“ジビエ骨格標本づくり” 編】
    有害鳥獣として駆除された廃棄予定の個体を骨格標本に生まれ変わらせます。全体の骨は難しいため、講座では頭骨を扱います。綺麗に漂白する方法で処理しますので、完成後は家に飾ることができます。
    ・骨についての座学…骨の処理方法の種類ときれいに仕上げるポイント
    ・標本づくり実践…剝皮と除肉体験/煮込み作業体験
    ※全工程ではなく、前半または後半のいずれかになります

    【“鹿革の巾着袋づくり” 編】
    柔らかく手馴染みのよい鹿革で、小物はもちろん、キャンプ用の珈琲豆の持ち運びにも使えるコンパクトな巾着袋を作ります。里山素材で作った道具で里山ライフを楽しみましょう。

    【“ジビエの革でカスタムする手縫ワークショップ” 編】
    自分のキャンプ道具やキッチン道具に、イノシシやシカなど野生動物の革を巻いてランクアップ。里山から生まれる革の話や、レザークラフトの基礎が学べます。
    ・里山と革についての座学…里山と革の関係や、野生動物の革の種類や扱い方について学べます。
    ・型紙づくり…事前に自分が巻きたい道具から型紙を起こします。
    ・手縫い実践…自分の道具にステッチで革を巻いていきます。

    【“毛皮なめし” 編】
    厳しい自然を生き抜く野生動物の毛皮は、保温性が高く汚れや水も弾くためキャンプやアウトドアでラグとして使うのにぴったり。駆除後、廃棄される皮を自分の手で毛皮に変える方法をお伝えします。
    ・毛皮の剥ぎ方、下処理
    ・鞣し液の作り方
    ・皮張りの仕方
    ・皮のストレッチング
    ※講座では小さめの皮を使用します

    「里山素材で手仕事」体験

提供サービス

  • 本講座プログラム(チケット制)

    都市と地域の交流拠点でコミュニティの「ヤマナハウス」で、実践を通して知識や技術を学びます。さらに全国各地でも共通する、地域の現状や課題についても触れていきます。
    4つの体験のいずれかをチケットの回数分お選びください。
    ※JR駅や高速バス停からの送迎付き

  • 地域プレイヤーとのつながり、地域の情報提供

    講師はもちろんヤマナハウスメンバーや受講生と交流していきます。地域での暮らしや仕事・ローカルビジネスについてお答えしたり、人や事業者の紹介もいたします。
    ※希望者には、2拠点生活や移住や地域での創業についてのアドバイスも可

コース料金

A)「2回分」チケット

¥28,600(税込)

B)「4回分」チケット

¥44,000(税込)

C)「6回分」チケット

¥59,400(税込)

D)「8回分」チケット

¥70,400(税込)

E)「10回分」チケット

¥77,000(税込)

※有効期限は、すべて購入日より1年間

■ 割引キャンペーン

毎月変わる“今月”のキャンペーン!

ヤマナアカデミー公式ページで確認ください

「グループ」割

10%割引
※2名以上の同時申込で全員に適用

こんな方におすすめ

  • 都市から離れて、里山で時間を過ごしたい方
  • 「生活をつくる力」や「自然と暮らす知恵」を養いたい方
  • 日常生活とは異なる新しい「つながり」を探している方
  • 「移住」や「2拠点生活」を将来に向け検討したい方
  • 「地域起業」「地域副業」にいずれチャレンジしたい方
  • 「地域課題」「サステイナブル」の実際を学び、なにかに役立てたい方

こんなコトに興味がある

  • 「コミュニティ」づくりに興味がある
  • 「建築」「インフラ」のDIYに興味がある
  • 「狩猟」「ジビエ」に興味がある
  • 「地域食材」の調理/加工に興味がある
  • 「里山素材」の収集/加工に興味がある
  • 「山林」の整備/活用に興味がある
  • 里山の「生物」「生態系」に興味がある

お申し込みはこちらから

ヤマナアカデミー公式サイト( https://yamana-academy.jp/shared-satoyama )にアクセスして、お気軽にお申し込みください。

お申し込みはお早めに!定員になり次第、締め切らせていただきます。

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南房総さらには全国にも共通する地域の現状や課題を知り、実践を通して専門家から、知識や技術を学びましょう。新しい自分を発見できるヤマナアカデミーで、素敵な時間を過ごしましょう!

詳しくは、

ヤマナアカデミー
オフィシャルサイト

をご覧ください

お問い合わせ

academy@awathird.com